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「子どもと暮らす」を、もっと楽しく! みんなの子ばなし

vol.15

もうドキッとしない!


2018.05.07
会員さまのアンケートで寄せられた「子どもからの素朴な質問に困るときがある」という、子育て中のママからの投稿に「わかる!」「困る!」と編集スタッフも同意の嵐。答えを求めて、vol.7「子どもが鼻をほじる件を真面目に話してみました。」にご登場いただいた板橋先生へ相談してきました。

by 編集K田

by 編集
K田

板橋雅弘先生

少年漫画の原作などを多数手掛け、近年タブーに挑戦する絵本作家としても活躍。働くパパと子どもの思いを描いた著書『パパのしごとはわるものです』、続編『パパはわるものチャンピオン』(ともに岩崎書店刊)は、2018年に実写映画化予定(岩崎書店公式サイトより)。


  • 意外と
    子どもの素朴な質問は

    「宇宙人って本当にいるの?」「空ってなんで青いの?」
    「どうして綱引きのときってオーエスっていうの?」「『の』ってどうしてまるいの?」「ホクロはいつできるの?」「信号は緑色なのになんで青っていうの?」「かみなりはどうして鳴るの?」「アメンボはどこからくるの?」
    これらは、Kao PLAZA会員のみなさんの、お子さんたちから発せられた質問です。子どもはまっすぐ…ゆえに困る質問を投げかけてきます。想定外なクエスチョンに「え、そんなこと聞くの?」とドキッとしますよね。そんなとき、どう答えたらいいのでしょうか。

  • Q. が出たとき、どう答えたらいいでしょう。

    A. まずは質問に対して驚いてあげるのもいいです。たとえば「アメンボはどこからくるの?」、答えにくい、いい質問ですね。昭和の子どもであるぼくは、雨上がりの水たまりでよくアメンボを眺めたものです。最近、都会では水たまりを見なくなりましたし、いろんな虫の数が減りましたから、アメンボを知っているだけでも、ほめてあげたくなりますね。
    「うわー、アメンボなんてよく知っているね」
    まずは、驚いてあげましょう。きっと子どもはちょっと得意な気分になるはず。不意のヨイショは、大人同様子どもにも有効です。

  • Q. はどう答えたらいいでしょう。

    A. 正直に「知らない」と言いましょう。大人はなんでも知っている…わけではありません。もっとのんびりした時代には、ひとは年齢とともに積んだ経験や知識で、子どもより「物知り」でいられました。
    しかし技術革新や知見の更新がめざましい現在においては、子どものほうがよく知っていることだって増えています。悔しいけれど。
    幼稚園児や小学校低学年のうちはなんとか言いつくろえても、そのうち向こうのほうが「物知り」になっている場面に直面することでしょう。そうなってから慌てないように、
    「知らない。どこから来るんだろう」
    ヘタな嘘をつくより、知らないときは正直に告白することです。
    でも、このセリフ、案外難しい。適当にあしらわれたと子どもに思わせないように、さらりとかわいく言えるよう、各自、練習してみてください。

  • Q. 調べきでしょうか。

    A. ダジャレや空想話など、楽しいやり取りをしてあげましょう。子どもは、いつも論理的思考をしているわけではありません。むしろ、思いつき中心に生きています。アメンボのことは、ふと頭に浮かんだだけかもしれません。2分後にはアメンボのことなど忘れ、「お腹空いた」と晩ごはんをせがんでいてもなんの不思議もありません。
    それに退屈でかまってほしいだけで、口にしたのかもしれません。これもよくあることです。
    だったらママ・パパも、おもしろおかしく答えてもいいのです。
    「アメンボだからアメリカから、ンボンボンボって平泳ぎして来るんじゃない」
    「そんなわけないでしょ」
    はい、おしまい。ダジャレをひとつ考えてあげたら、子どもとのコミュニケーションは成り立つものです。
    「アメンボは雨にくっついて宇宙から降りてくる、エイリアンなんだよ」
    「そんなわけないでしょ」
    「本当だよ。だから反重力装置を使って水に浮かんでいるの」
    「なに、そのハンジュウナントカって? そんなキカイあるの?」
    ここから親子でリンゴを床に落とす実験をしたり、アメンボを主人公にした壮大なスペースオペラが展開できたりしたら、かなりのめっけものです。そういえば、アメンボって、SF映画の悪役にも少し似ていませんかね。

  • Q.

    A. まっすぐ「答え」を目指すより、まわり道のコミュニケーションも大切にしたいものです。「じゃ、調べてみようか」
    もちろん、ここまで持ってこれるのがベストです。ただし、その前に、先ほど書いてきたような「くすぐり」をかけてみて、子どもが本気で知りたがっていると感じるまで待つこと。でないと、ママ・パパはすぐ勉強させようとすると受け止められかねませんから。
    虫好きの友人によると、水には浮かぶアメンボですが、牛乳には浮かべないそうです。
    これ、試してみたいですよねぇ。ならば、アイスコーヒーはどうなのか。ジュースはどうなのか。まあ、どこから来るのかとは別の問題ですが。でも本気で知りたがっている子どもには、こちらも興味あるところでしょうね。


    スマホのおかげで、だいたいの「問い」は、すぐに調べられてしまう時代です。ですから、「答え」を出すことより、その問いかけからどんなコミュケーションを取れるか、どんな話のひろがりが作れるかにも、気を配ったほうがいいと思います。

スタッフCOMMENT

私、子どもに質問されるたびに、すぐに検索していました…。「いっしょに調べよう!」と意気込んで図鑑を出したら、子どもは飽きていたことも。スマホは置いて、気楽におしゃべりを楽しむのも正解ですね!by 編集K田

ドキッとする質問に
冷や汗をかいたら

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※Kao PLAZA会員さまの生声を
一部紹介しております。

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